EXGEL Motor Sport

EXGEL WORLD CHALLENGE 2018 レポート: Qualifying Heat 開始

2018年9月21日

CIK-FIA世界選手権は2回のfree practiceの後、qualifying practice(タイムトライアル)とqualifying heatに移りました。
佐藤蓮はドライコンディションで素晴らしいスピードを披露し、free practiceのグループで1位と2位に入りました。
Qualifying practiceは強風と低温で決してベストなタイミングではありませんでしたが、佐藤蓮はその類まれな能力を示しグループ内3位、トータルで12位のポジションを確保しました。
しかしqualifying heatの前に突然天候が変わり、豪雨と強風で全く異なる路面状況でのヒートとなりました。このコースで全く経験のない佐藤蓮にとって、これは間違いなく最悪のシナリオでした。
ここクリシャンスタードでウェットでの走行は全くの初めてでしたが、佐藤蓮はカートをコントロールしきって5位でフィニッシュしました。
ローリングスタートでの接触で10秒のペナルティを受けた結果、最初のqualifying heatを7位で終えることとなりました。
残り5ヒートのqualifyingを控え、ウェット路面を経験したことでさらに自信を深めました。
佐藤蓮は素晴らしい仕事を行い、非常に印象的な金曜日となりました。

佐藤蓮コメント:
トラックコンディションが絶えず変化して難しい一日でしたが、やれることはやったので結果には満足したいと思います。
ドライではトップのトライバーに僅差で、大いに自信を持てる状況でした。
Qualifying12位というのは期待通りの内容ではありませんが、どんなドライバーが相手でも戦っていけることを証明できたと思います。
しかしあの突然の雨で予定が狂ってしまいました。
実を言うと、スウェーデンにレインウェアを持ってきていませんでした!
幸いチームが完璧にサポートしてくれて、自分としてはウェット路面に集中することができました。
激しい雨と強風の中、他のドライバーたちは非常にアグレッシブで、多くの接触がありました。
もっとプッシュすることもできたのですが、それ以上のリスクは避けて無事にヒートを終えることに集中しました。
最初のqualifying heat7位という結果は予想外となりましたが、もっと悪い状況になった可能性もありました。
まだqualifying heatは5回も残っているので、そこで日本のチャンピオンドライバーがどこまで戦えるのかを証明したいと思います。
今は、次のセッションが待ち遠しくてたまりません!