EXGEL Motor Sport

佐藤蓮が全日本2連覇を達成!

全日本カート選手権 2018 第9戦・第10戦 鈴鹿サーキット南コース

EXGEL Motorsport がサポートする3名のドライバーのレポートをお届けします。
佐藤蓮は2年連続のタイトル獲得に向けて重圧もかかる中、第9戦を4位、第10戦も2位とまとめ上げ、見事シリーズチャンピオンに輝きました。
世界選手権で身につけた強さを最終戦で遺憾なく発揮し、見事偉業を達成しました。
タイトル獲得の可能性を残していた三村壮太郎もベテランらしい存在感を示し、第9戦では3位表彰台獲得、第10戦は9位でチャンピオンには届かなかったものの、YOKOHAMAタイヤとして初のチャンピオン獲得に大きな貢献を果たしました。
皆木駿輔はDUNLOPドライバーの中ではタイムトライアルから速さを見せていたものの、決勝ヒートでは後半のグリップ低下が激しく第9戦16位、第10戦も14位に沈みました。しかし今シーズンOKクラスにステップアップして、大きく成長を遂げることができました。
この鈴鹿大会で今シーズンの全日本カート選手権は全日程を終了しました。
EXGEL Motorsport がサポートするドライバーへのご声援、ありがとうございました。


■#1 佐藤 蓮
タイムトライアル:6位
第9戦:予選7位 決勝4位
第10戦:予選3位 決勝2位
レポート:
タイムトライアルでは少しタイムが足りませんでしたが総合6番手で予選に挑むことができました。
第9戦予選では序盤は苦戦を強いられ、タイヤを温存しつつ走行したため順位を一つ下げ7位チェッカーとなりました。
翌日第9戦決勝はスタートで後方車両と接触があり16番手まで順位を下げてしまいました。
しかし中盤以降一台ずつ確実に抜いていくことができ、最終的には4番手まで戻しチェッカーを受けました。
この時点でチャンピオン争いは私と三村選手に絞られた為、悲願であったヨコハマタイヤのチャンピオンが確定しました。
第10戦予選では初動はやはり悪かったですが、3位まで追い上げ予選が終了し、ここで私のチャンピオンが決まりました。
迎えた決勝は序盤から上位4台が少し抜けた状態で周回を重ねていきました。
徐々に追いついていき一台ずつ攻略し、ついにトップにたちました。
後ろにもマージンを築いて最終ラップに入りましたが、相手の決死の飛び込みでオーバーテイクをされてしまいました。
その後最後まで攻防が続きましたが、相手に防ぎきられ2位でチェッカーを受けました。
この結果は今までのレース人生の中でもっとも悔しいレースの一つです。
勝てるマテリアルを用意してくれたチームやヨコハマタイヤ様にはとても申し訳ない気持ちです。
しかしながら、ヨコハマタイヤとして初のチャンピオンを獲得できたという面ではポジティブに捉えています。
この1年間開発ドライバーとしてチャンピオンに貢献できたことを誇りに思います。
今年の経験はこれからのレース人生に間違いなく活きていくものとなりました。
今まで支えてくださったチーム、ヨコハマタイヤ様、その他助力いただいたスポンサー様各位、全ての方々に感謝申し上げます。
更なる成長を目指しこれからも向上していきますので、今後ともよろしくお願い致します。

■#7 三村 壮太郎
タイムトライアル:26位
第9戦:予選15位 決勝3位
第10戦:予選10位 決勝9位
レポート:
シリーズチャンピオンへ向け臨んだ鈴鹿大会でしたが、タイムトライアルでエンジントラブルを引き起こしてしまい、この重要な局面で2レースとも26位と最後方からのスタートを余儀なくされました。
決死の追い上げで第9戦は3位まで順位を上げ、YOKOHAMA初の栄冠を確定させ、自身のタイトル獲得への権利も辛うじて望みを繋げましたが、第10戦は予選で6位以上、つまり12周で20台交わさなければならない非常に厳しい状況に追い込まれました。
全力で追い上げたものの10位まで上がった所でチェッカーとなり、タイトルの可能性が消滅しました。予選の追い上げでタイヤの消耗は激しく、決勝はペースが上げられずに9位となり、シリーズランキングは4位で2018シーズンを終えました。
個人としてシリーズチャンピオンを逃してしまったのは悔しい思いで一杯ですが、これまで8年間YOKOHAMAタイヤの開発ドライバーを務め、夢に描いていた瞬間を味わえた時は大きな達成感がありました。それは素直に喜びたいと思います。
支えてくださった全ての皆様のお陰で、今シーズンを全力で戦い抜くことが出来ました。応援、本当にありがとうございました!

■#43 皆木 駿輔
タイムトライアル:8位
第9戦:予選16位 決勝16位
第10戦:予選14位 決勝14位
レポート:
前回の菅生で入賞出来たので、より上位を狙っていったレースウィークでした。
しかし歯車が噛み合わず、結果へは結び付けることが出来ませんでした。
タイムトライアルや、レース序盤のスピードは周りと大差がなかったものの、後半でタイヤのライフが持たず、失速してしまいました。
ですが今年1年、たくさんのことを学び、成長も出来た年でした。この環境を与えてくださったEXGEL様、DUNLOP様や手を貸してくださった皆様に感謝します。
応援してくださった皆さんありがとうございました。