今回のポルシェカレラカップジャパンでも難しい問題に直面しましたが、ポジティブな収穫もあったレースウィークでした。
僕のチームは他のチームよりも1日、またはそれ以上遅いコース入りとなり、事前テストが非常に限られる状況でのスタートとなりました。予選前にテストが2セッションしかありませんでしたが、メカニカルな問題に襲われその貴重なセッションのほとんどを失ってしまいました。前戦の岡山では良いバトルを展開することができましたが、実際にはパワーステアリングを完全に失った状態でのレースでした。そしてまたその問題がテストセッションの前で起こってしまい、僕はほとんど何もできないまま予選に挑むこととなりました。第3戦の予選が5位、第4戦は4位と完全に想定外の展開となってしまいましたが、決勝に向けチームとしっかり話し合い様々なセッティングの変更を施しました。しかしながらそれらは思ったほどの効果がなく、第3戦は4位フィニッシュとなりました。第4戦に向けさらにセッティングを変更し、ペースは改善方向でしたが第4戦も3位が精一杯でした。
今回の結果は完全に期待外れでしたが、僕自身のカップカーへの理解を深めることができ、またPCCJでの戦い方もわかってきました。そして次の鈴鹿ラウンドに向け、やるべきことはクリアになりました。鈴鹿はドライバーの高い能力を要求する、世界でも最も魅力的なサーキットの一つです。
もちろん僕はそこで僕の力を示せる自信があります。
また鈴鹿で皆さんにお会いできることを楽しみにしています!
引き続き応援のほど、よろしくお願いします。
笹原右京