2020年7月18日、新型コロナウイルス感染拡大を受け長く中断されていた2020年スーパーGTが、遂に富士スピードウェイで開幕を迎えました。
EXGEL Motorsportがサポートする笹原右京と福住仁嶺は、ともに新しい環境でGT500クラスを戦います。
ARTA NSX-GTの福住仁嶺は予選Q1でトラックレコードとなるトップタイムを記録、Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTの笹原右京もQ1で素晴らしいアタックを見せ5位に食い込む健闘を見せました。
決勝では両チームともに課題も残りましたが、GT500にステップアップした両ドライバーの今後の活躍に大いに期待の残る内容となりました。
今シーズンの笹原右京、福住仁嶺に是非ご注目ください。
笹原右京
Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT / TEAM Red Bull MUGEN
「待望のSUPER GT開幕戦が富士スピードウェイで行われました。先ずは開催にご尽力いただいた大会関係者様に感謝申し上げます。
僕は改めて支えてくださるスポンサー、サプライヤー、サポーターの皆様に画面越しにはなりましたがSUPER GTデビューレースを観ていただけたことを嬉しく思います。
ありがたいことに、チームと武藤選手がルーキーの僕を中心に走行メニューを組んでくださったので、マシンの理解をより深めることができました。
託していただいた予選Q1突破はチームの課題のひとつであったので、現状のポテンシャルをフルに引き出し5番手通過出来たことは「前へ、前へ！」と言ってきた目標への一歩を踏み出せた気がします。
決勝ではスタートドライバーを任され、ワクワクしながらも冷静に状況を判断して2ポジションアップの6番手に浮上、その後は7番手キープでペースも良く後半スティントの武藤選手へバトンを繋ぐことだけを考えていたのですが、残念ながら次々にタイヤトラブルが発生してしまい勝負権を失ってしまいました。
幸いマシンには大きなダメージがなかったので、今後のデータ収集のため武藤選手が最後まで大事に走ってくださいました。
ポイント圏内で戦える期待があっただけに非常に悔しい結果に終わりましたが、ドライバーとして速さや強さをアピールすることはできたと思います。これも貴重な時間を僕に使わせてくださった武藤さんとチームの皆さんのおかげです。ありがとうございます！
今回得た経験と課題を分析してまたチーム一丸となって結果を求め、常に攻めていきたいと思います！
無観客レースの中、それぞれの場所から沢山の応援をありがとうございました！また次戦も応援宜しくお願い致します！」
福住仁嶺
ARTA NSX-GT / ARTA
「スーパーGT開幕戦は新型コロナウィルスの影響により、今までとは違ったスケジュールで行われました。
本来は土曜日に予選が行われるのですが、日曜日の午前中に行われるためセッティングとタイヤ選択がより重要になってくると予想しました。
フリー走行は気になる点もありましたが、車のフィーリングも悪くなくて微調整して予選に挑みました。
持ち込んだセットが良かったので、GT500初のQ1をトップで終える事が出来ました。
自分としても満足出来るアタックでしたが、レースはこれからですし、初めてのGT500クラスのレースなので色々と学びながら戦っていきたいと思っていました。
レースは午後から快晴な中行われ、僕たちがチョイスしたタイヤは周りと比べても柔らかめのタイヤで、ウォームアップの時点であまりペースが良くないと感じていたので覚悟してレースに挑みました。
予想していたとおりペースが上がらず、可能な限りペースを落とさないように走ることと、GT300クラスの車をいかに抜いていくかを学びながらレースをしました。
500クラスのレースは初めてだったのでわからない部分もありましたが、そこも勉強のひとつと思っていたので、落ち着いてレースが出来たと思います。
ペースが上がらない中、苦しい状況でも完走してデータも取れてポイントも獲れたので次回につながるレースになったと思います。応援して頂いた皆様、今回のレースも沢山のサポートをありがとうございました。」
