スーパーGT 2020年シーズン第4戦はツインリンクもてぎで開催されました。レースウィークは天候が不安定で、予測の難しい展開となりました。
Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTの笹原右京は予選Q1を担当、ハーフウエットの難しいコンディションの中5番手のタイムを記録。今シーズン4戦中3度目のQ2進出を果たしました。
ARTA NSX-GTの福住仁嶺はQ2を担当、しっかりとアタックラップを決め予選3番手につけました。
決勝はドライコンディションとなったものの波乱の展開となり、福住仁嶺も不運な接触でレースを終えた一人となってしまいました。
笹原右京は第2スティントを担当し、荒れた展開の中終始ペースを守り切り見事3位表彰台を獲得しました。
次戦は今シーズン3度目の富士での開催となります。
EXGEL Motorsportがサポートするドライバーの活躍に、ご注目ください。
笹原右京
Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT / TEAM Red Bull MUGEN
「ツインリンクもてぎへ舞台を移し第4戦が開催されました。
例年のもてぎとはコンディションやレース距離が異なることから不確定要素が多く、チーム力が問われるレースウィークになると予想し、まずは自分達のベストを尽くすレースを目指しました。
練習走行からドライでのバランスは悪くなかったのですが、僕が担当したQ1から霧雨が発生し、タイヤ・マシン共に僕らにとって苦しい状況でしたが何とか5番手でバトンを受け渡すことができました。Q2でも武藤選手はベストを尽くしてくだいましたが、ダンプコンディションでのマッチング等苦境は続き7番手に終わりました。しかし課題が明確になりポジティブに捉えられる面もありました。
決勝はレース序盤の荒れた展開の中、スタートドライバーの武藤選手がチャンスを最大限に活かし次々とポジションアップして3番手で戻ってきてくださいました。チームのピット作業も完璧で、順位を落とすことは許されないと気を引き締めてピットアウトしました。後半スティントを初めて担当する僕の任務としては、未知のロングスティントということもありプッシュよりもタイヤマネージメントが最重要項目と考えました。終始タイヤとマシンと会話しペースをコントロールしながらも、レース終盤SCが入った時は緊迫の場面になりましたがきっちりリスタートを決めて3位チェッカー!チーム無限・ホンダ・ヨコハマタイヤのパッケージとしては4年越しの初ポディウムとなりました。
僕は新入りですが加入したからには何か変化を起こしたいと思っていましたし、どんな状況でも絶対に諦めず、チーム一丸となってチャンスが来た時の準備を行ってきました。今回一歩前進出来たことは本当に嬉しい結果でしたし少しホッとしました。このステップは僕たちにとって更なるブーストになると信じています。そして更に先のステップへチーム全員で進んでいけるよう精一杯頑張っていきます。
この場所に加えていただけるのも、チーム関係者をはじめ、いつも応援してくださっているスポンサー様、サポーター様、ファンの皆様のおかげなので、改めて感謝申し上げます。
引き続き応援をよろしくお願い申し上げます!」
福住仁嶺
ARTA NSX-GT / ARTA
「Super GT 第4戦は、ツインリンクもてぎでの今シーズン初戦となりました。
土曜日は悪天候となり、フリー走行と予選は難しいコンディションの中行われました。フリー走行中に自分自身も数周走行させて頂きましたが、午後の天候が読めないため不安な気持ちで予選を迎えました。
予選では野尻選手が苦しい状況の中8位でQ2に進出することができ、担当させて頂いたQ2では天候が悪くなりウェットタイヤでの走行でプレッシャーもありましたが、3位で予選を終えることが出来ました。
決勝では野尻さんが前半スティントを担当し、スタート直後は順調に4位を走行してましたが、何らかのトラブルによりペースが上がらず順位を少しずつ落とす展開となりました。
僕にドライバー交代しピット作業を終えた頃には順位は10位以降まで落ちていたので、トラブルの中少しでもチャンスを取りこぼさないように完走することを意識していたのですが、後方から接触があった為、車が破損しリタイヤすることになってしまいました。
2戦連続のノーポイントで悔しい気持ちでいっぱいですが、ハンディウェイトが少ない次のレースで優勝できるようにチーム一丸となって頑張っていきたいと思います。
今回も沢山の応援ありがとうございました。」