2020年シーズン第4戦はオートポリスで開催されました。
笹原右京は最終戦までTEAM MUGENから参戦する機会を得て、これまでの3戦で生じた課題の解決に務めることとなりました。結果としては再び厳しいレースウィークとなりましたが、課題解決の方向性が見えたことは成果でした。
DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの福住仁嶺は予選で2位のポジションを得て、決勝も序盤は2番手を好走していました。しかしピット作業で大幅に順位を落とし、9位でレースを終えることになりました。
再び厳しい週末になりましたが、それぞれの立場で最善を尽くしチームに貢献できた大会でした。
EXGEL Motorsportがサポートするドライバーの活躍に、引き続きご注目ください。
笹原右京 / TEAM MUGEN
「まずは、スーパーフォーミュラへ最終戦まで参戦させていただけることになり、関わる全ての方々に感謝申し上げます。僕としては最終戦までのシートを得られたものの、解決策の方向が見えないマシンが気掛かりでもあり複雑でしたが、オートポリスへ向けてチームの皆さんが原因究明の為に様々なアプローチを進めてくださいました。
しかし残念ながら走り始めのFP1で辛い週末の始まりを確信せざるを得ない状況になりました。それでも毎セッション少しでも対処できることがあればやってみようと、15号車スタッフ全員が必死に知恵や手を動かし続けてくださいました。
厳しい状況にも関わらず、また赤旗の影響があったとはいえ、今回も予選Q1突破はサプライズでしたが、レースはスタートでトラブルが発生、幸いストールしていなかったためすぐにレースに復帰できましたが最後尾からもだいぶ遅れてしまいました。やがてオーバーテイクも叶いはじめたタイミングでSCが出動、チームとしては16号車が前方でしたのでステイアウトになりました。残念ながら苦しい状況は続き、見た目上の3位走行中は後続より速いものの対トップ2に対しペース不足は明らかで、ピットイン義務を終えた後、結果としては14位完走となりました。
これまで4ラウンドでの検証を通してチームは問題をほぼ明らかにしてくださいましたが、解決していくのは簡単なことではなく、引き続きチーム皆さんのお力が必要な状況です。僕は15号車に関わる全員の努力が報われるまで絶対に諦めず、状況を好転させられるようできる限りのことを精一杯やっていきたいと思います。
こういった厳しい状況の中でも、いつも支えてくださるスポンサー様、サポーター様、現地やライブ映像から応援してくださったファンの皆さま、沢山の応援に本当に感謝致します。
ありがとうございました！」
福住仁嶺 / DOCOMO TEAM DANDELION RACING
「スーパーフォーミュラ第4戦がオートポリスで行われました。天候がどうなるのか不安でしたが、暖かく快晴の中レースウィークを過ごす事が出来ました。
土曜日のフリー走行では車の状態は非常に良く、ロングランでも良いフィーリングだったので、自信を持って予選日を迎える事が出来ました。予選では順調にQ3まで進む事ができ、Q3ではドライビングも悪くなかったのですが、ミスがあった為2位で予選を終える事になりました。トップタイムからは僅差だったので悔しい気持ちもありましたが、今シーズンはなかなかQ3に進む事が出来なかったので、自分としてはこの結果に少し一安心できました。
決勝前にエンジントラブルが発覚し、レースに間に合わないかもしれない状況でしたが、チーム皆様の頑張りのお陰でグリッドへつく事が出来ました。チームに感謝です。
2周のフォーメーションラップを終え、決勝がスタートしました。オープニングラップを2位で終え順調に走行を重ねていましたが、ピット作業中にピット機材のトラブルで大幅にタイムロスしてしまい勝負権を失ってしまいました。その後はなかなかライバル勢をオーバーテイクできず、結果的に9位でレースを終える事になりました。優勝できるポテンシャルとチャンスがあったので、ピットでのロスが悔やまれます。しかし何を言っていても次戦はすぐやってくるので、チーム皆様と諦めずに優勝目指して頑張りたいと思います。次戦の応援もよろしくお願い致します。」
