EXGEL Motorsportは高機能プロテクター類でドライバーに安全性を提供しつつ、若手ドライバーの育成支援に積極的に取り組んできた。ワンメイクレースを通じた競争環境の提供やステップアップ支援、ヨーロッパへの参戦支援等を通じて巣立っていったのが、現在スーパーフォーミュラ、F3 などで活躍する福住仁嶺や笹原右京らである。
近年ではカートレースに参加するドライバーは減少傾向で、さらに海外にまで挑戦しようとする若手ドライバーは極めて少なく、日本から「世界」に通用するドライバーの育成が非常に難しい状況になりつつある。
そこでEXGEL Motorsportは才能あるドライバーの海外参戦の支援を決定。
2018年にその最初のチャレンジとして、全日本カート選手権のチャンピオンドライバーである佐藤蓮を起用し、カート世界選手権に参戦。佐藤蓮にとって初の海外参戦であったにもかかわらず、印象的なパフォーマンスをアピールした。
続く2019年は3名のドライバーをサポートし再びカート世界選手権に挑む。
生年月日:2005年11月12日
出身地:愛知県
戦績:
2011年 | キッズカートを始める (当時5歳) |
---|---|
2013年 | BRIDGESTONEスーパーキッズ全国大会 チャンピオン、SLカートミーティング レインボーシリーズ キッズエキスパートクラス シリーズチャンピオン |
2014年 | SLカートミーティング レインボーシリーズ カデットオープンクラス シリーズチャンピオン |
2015年 | 琵琶湖SLシリーズ カデットオープンクラス シリーズチャンピオン |
2016年 | 琵琶湖SLシリーズ カデットオープンクラス シリーズチャンピオン、JAFジュニアカート選手権 FP-Jr. カデットクラス シリーズチャンピオン |
2017年 | JAFジュニアカート選手権 FP-Jr. クラス シリーズチャンピオン、鈴鹿選手権シリーズ YAMAHA SSクラス シリーズチャンピオン、SLカートミーティング全国大会 YAMAHA SSクラス チャンピオン |
2018年 | DUNLOP NEXT CUP EXGELシリーズ シリーズチャンピオン |
2019年 | 全日本カート選手権FS-125参戦 |
生年月日:2000年8月16日
出身地:神奈川県
戦績:
2005年 | カート初走行 |
---|---|
2010年 | Koudai Cup キッズクラス 初代チャンピオン ちびっこカートフェスタ ランキング2位 |
2011年 | OPEN Masters Kart YAMAHA MZクラス ランキング2位 |
2012年 | JAFジュニアカート選手権 FP-Jr Cadets クラス ランキング3位 Koudai Cup カデットクラス シリーズチャンピオン |
2013年 | JAFジュニアカート選手権 FP-Jrクラス参戦 |
2015年 | 全日本カート選手権 FS-125クラススポット参戦 もてぎカートレース X30クラス ランキング3位 NTC Cup X30クラス ランキング2位 IAME INTERNATIONAL FINAL ジュニアクラス参戦 |
2016年 | 全日本カート選手権 FS-125クラス ランキング11位 もてぎカートレース X30クラス ランキング3位 X30 Challenge ASIA-MASTER Cup シニアクラス優勝 |
2017年 | DUNLOP NEXT CUP EXGELシリーズチャンピオン もてぎカートレース X30クラス シリーズチャンピオン |
2018年 | オートバックス全日本カート選手権 OKクラス ランキング16位 |
2019年 | オートバックス全日本カート選手権 OKクラス参戦 |
生年月日:1994年2月25日
出身地:愛知県
戦績:
2000年 | カートを始める |
---|---|
2005年 | SL琵琶湖シリーズ TIA-Jクラス シリーズ2位、SL瑞浪シリーズ TIA-Jクラス シリーズ4位、SLつま恋シリーズ ヤマハエキスパートクラス シリーズ2位、トヨタSL全国大会 TIA-Jクラス優勝 |
2007年 | SLつま恋シリーズ ヤマハSSクラス シリーズ3位、TOYOTA SL全国大会 ヤマハSSクラス 6位 |
2008年 | ジュニアカート選手権FP-Jrクラス シリーズ7位、地方カート選手権瑞浪シリーズFP-3クラス シリーズ4位 |
2009年 | 地方カート選手権東地域FS125クラス シリーズ4位、地方カート選手権西地域FS125クラス シリーズ5位 |
2010年 | 地方カート選手権東地域FS125クラス シリーズ2位、CIK-FIAアジアパシフィック選手権KF2 5位 |
2011年 | 全日本カート選手権KF2クラス シリーズ2位 |
2012年 | 全日本カート選手権KF1クラス シリーズ6位 |
2013年 | 全日本カート選手権KF1クラス シリーズ3位 |
2014年 | 全日本カート選手権KFクラス シリーズ2位、西日本フォーミュラ4選手権 シリーズ3位、F4西日本選手権Cクラス シリーズ2位 |
2015年 | 全日本カート選手権KFクラス シリーズ4位、FIA-F4選手権 |
2016年 | 全日本カート選手権KFクラス シリーズ2位、FIA-F4選手権 |
2017年 | 全日本カート選手権OKクラス シリーズ4位、FIA-F4選手権 |
2018年 | 全日本カート選手権OKクラス シリーズ7位、スーパー耐久シリーズST2クラス シリーズ2位 |
2019年 | 全日本カート選手権OKクラス参戦 |
世界カート選手権は、国際カート委員会(CIK-FIA)が直轄する選手権のひとつで、カートレースの世界においてもっとも高いステイタスを持つタイトル。複数イベントのシリーズ戦として行なわれた時期もあったが、2014年以降は単一イベントの形で開催されており、決勝ヒートのウィナーが世界チャンピオンの称号を獲得する。文字どおり、世界最高峰のカートレースだ。
過去の世界チャンピオンにはヤルノ・トゥルーリ(1991年/FK & 1994年/FC)、ヴィタントニオ・リウッツィ(2001年/FSA)、マックス・フェルスタッペン(2013年/KZ)らがいる。また、アイルトン・セナは1979年と1980年に2位(ともに100cc)、ミハエル・シューマッハーは1985年に2位(Junior)、ジェンソン・バトンは1995年に2位(FA)、ロニー・クインタレッリは2002年に2位(FSA)、シャルル・ルクレールは2012年(U18)と2013年(KZ)に2位となっている。日本勢の世界選手権における最上位は山西康司(1994年/FA)、松谷隆郎(1996年/FSA)、松浦孝亮(1997年/FA)の2位。
2019年の世界選手権のタイトルは、ダイレクトドライブのOKとOKジュニア、変速機付きカートによるKZの3カテゴリーに懸けられており、それぞれの正式名称は『CIK-FIA WORLD CHAMPIONSHIP』、『CIK-FIA WORLD JUNIOR CHAMPIONSHIP』、『CIK-FIA WORLD KZ CHAMPIONSHIP』。
野村、皆木、朝日が参戦するのはOKカテゴリーの『CIK-FIA WORLD CHAMPIONSHIP』で、2019年9月6〜8日にフィンランドのパワーパークサーキットで開催される。この大会にはOKジュニアカテゴリーの世界選手権も併催される。